加速するストレージのコモディティー化

2007 年下半期の企業収益の発表が続く中、ストレージ需要の軟化、特に米国での軟化を示す兆候が目立つようになっています。 金利上昇による金融逼迫から製品構成の問題、引き下げる必要がある流通経路の在庫まで、いろいろな意見があります。 こうした理由のどれも 1 つの要因であるかもしれませんが、私の個人的な意見も提起しておきたいと思います。

ストレージ業界は、変曲点に近づいています。 複数の私企業のどこもが、IT 統合と仮想化について発言しています。 新しく設立された企業や事業の基準では、スケーラビリティーやソリューションコストの最小化、もっと重要なこととして、ベンダーに依存しないことを軸に設計が行われていることが求められます。

ストレージソリューションで 50 ポイントを上回る利幅をあげている企業は、コモディティー化の方向でのストレージソリューションで競争せざるをえなくなると思います。

たとえば、ブロックストレージとファイルストレージを例にとってみましょう。 現在は、従来のサーバー/ストレージ構成から特製のアプライアンスまで、独占的なさまざまな組み込み方法でソリューションが提供されています。 そして、どのソリューションのストレージサービスも、標準的には業界標準のプロトコル (iSCSI、NFS、CIFS、NDMP) とデータサービス (スナップショット、レプリケーション、RAID、圧縮、コンプライアンスなど) をサポートしています。 今日のストレージソリューションは、必要なプロトコルとデータサービスごとにライセンス料金または使用権 (RTU) を課します。 これは、一部のストレージベンダーにとっては健全な収益ストリームです。

今日、インテリジェントなハードウェアコントローラが行う RAID は安定したソリューションです。 しかしながら、ソフトウェア RAID とファイルシステムの組み合わせによって保護が向上するため、企業はソフトウェア RAID に基づくソリューションの方向に移行しつつあります。 データのコピーが分散され、回復可能であるため、複数のハードウェア障害を許容できる場合は、アプリケーションの設計も要因になります。 Google File System (GFS) は、複数のハードウェア障害に対処する能力を持つソフトウェアと安価で非冗長なハードウェアの組み合わせの好例です。

ここでは、職場での別の要因を取り上げます。それは、今日、デフォルトとしてほぼ定義できる流れ、すなわち、IT ソリューションを 1 つの Linux ディストリビューションから解放する流れです。 現在、Linux には複数のディストリビューションがあります。 CentOS は、採用が増えているディストリビューションです。 公企業と私企業のどちらも、人気のある Linux ベンダーディストリビューションに代わるディストリビューションとして CentOSを導入しようとしています。CentOS は、有名な北米 Enterprise Linux ベンダーが提供する一般利用が可能なオープンソースの SRPMS から構築されています。CentOS はアップストリームベンダーの再配布ポリシーに完全準拠し、100% バイナリ互換を目指しています。(主として CentOS はパッケージを変更することで、アップストリームベンダーのブランド情報やアートワークを排除しています。) あらゆることがオープンソースライセンス条件に完全に適合しています。

ストレージプロトコルのサポートとデータサービスを UNIX ディストリビューションに追加できた場合、競争の見通しはどのようになるでしょうか。言い替えれば、オープンソース化された折り紙付きの Enterprise UNIX OS を採用し、ストレージ専用の追加期機能を組み込むということです。 実際、標準になると期待されている他の機能を追加してはいけないことがあるでしょうか。 ここでの好例は仮想化です。 これが実現できれば、コモディティーサーバーとコモディティーストレージを利用して、非独占的なソフトウェアからストレージ製品を生み出すころができるようになるでしょう。 特にコスト節減とベンダーによる囲い込みの防止を達成できれば、現在の展望は様変わりします。

ハイブリットのストレージソリューションから IT インフラストラクチャーを構築しようとしているユーザー基盤は拡大しています。 そうしたユーザーは、今日の標準の業界区分としてのファイルやブロック、あるいはオブジェクトにもぴったり当てはまりません。 いくつかの点で、ストレージやサーバー、ソフトウェアを少しいじってハイブリッド化しようとしています。 ハイブリット化はまた、競争上の武器になることも分かっています。

ユーザーが独自のハイブリッドを実現するお手伝いをすることが、追求する価値のある機会であることは間違いありません。


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